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■ 医薬品業界(製薬業界)の制度

医薬品業界(製薬業界)と深い関わりのある保険診療と薬価の制度についてご説明いたします。

始めに保険診療です。保険診療とは、国が定めている健康保険制度を利用して病気やけがを診療する事です。病気やけがで医療機関にかかった時に、保険証を提示する事で、7割から9割引の金額で診察が受けられます。職業や年齢によって、負担額や給付額が変わります。

日本人は全員この保険に入らなければならない事になっており、ほぼ全ての人が加入しています。そのため、誰でも医療機関に行くときには保険証を持っていくことになります。

この保険診療にはルールが決められています。病気ごとに、治療していい内容が決められているのです。この制限を超えた場合には、保険制度を使う事ができず全て自費で治療する事になるので大変なお金がかかります。

例えば医師は、患者さんの血圧が基準値以上の場合に「高血圧症」と診断します。この「高血圧症」の患者さんに、高血圧用の薬を処方すると、これは保険制度を利用する事ができるので、費用は7割から9割引ですみます。しかし、この患者さんに抗がん剤を処方すると、保険制度を利用する事ができないので、患者さんが全額負担する事になります。

保険診療の制度においては、薬だけではなく手術や処置に全て値段が決められています。調剤の手数料や、服薬指導にまで値段が決められています。この値段は保険点数と呼ばれているものです。ベテランの医師が担当しても、研修医が担当しても同じ値段です。

薬について定めた値段を薬価と呼びます。薬価は、新薬が承認される時に決められます。これまでに、同じタイプの医薬品が発売されているようだと、その値段に近い金額になります。全く新しい画期的な薬だと、少し高めの金額になります。また、すでに海外で発売になっている薬だと、海外での値段を考慮して同じくらいの価格に決められる事になります。

この薬価は、2年ごとに下げられます。薬によって下げ幅は異なりますが、発売後10年以内の薬では、2年ごとに3%から7%位薬価が引き下げられます。薬価の下げ幅は、製薬会社が卸に出荷する時の値段が安ければ安いほど大きくなります。製薬会社が卸に出荷する時の金額は、厚生労働省により時々調査が行われています。製薬会社は、薬価の引き下げがあると無条件に売り上げを落とすことになります。

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